「デフレは物価の価格が下がるのだから、安く買えていいんじゃないか?」と思う人もいると思いますが、デフレには二種類あり「良いデフレ」と「悪いデフレ」があるのです。価格の決定には需要と供給が大きく関わっており、不景気になると供給が減ってしまうため需要も少なくなってしまいます。失業者が増えると需要は更に減ってしまい、物価はなおも下落するといったデフレがデフレを呼ぶ悪循環になってしまうのです。このような状態を「悪いデフレ」と言います。このデフレの場合は不景気でデフレになったわけではないので、価格が下がったことで需要が増え、経済が活気づいて好景気になっていくのです。しかしながら、現在の日本においてのデフレの状況は「悪いデフレ」と言わざるを得ないのです。